入試までの勉強経過

 

 

 

こんばんは。

 

 

今回は京大ローまでの勉強について時系列順に書いていこうと思います。

 

「こんなもんで合格する人もいるのか」とか「私ちょっと足りてないのでは…?」とかいろいろ参考にしてもらえれば幸いです。

 

もっとも、勉強量についていろいろ書いていくとは思いますが、結局のところ合格最低点より高い点数を取ればいいというだけの話ですので、ぼくより勉強していれば受かるとか、勉強時間が足りなければ落ちるとか、そういう話ではないことを確認しておきます。

 

 

▼スタートライン(3年生10月)

最初の自己紹介にも書いた通り、法律に触れ始めたのは学部3年の4月頃ですが、本格的にスタートしたのは10月と言っていいと思います。

4月から予備試験やロー入試を視野に入れていたものの、この時点での勉強はLQや基本シリーズなど基本書(入門書)を通読していただけで、論文問題を意識することもなかったためほとんど頭には入っていませんでした。

 

この状態に危機感を感じたのが9月末。アガルートの受講相談に行き、何気なく聞かれた刑訴法の違法種収集証拠排除の要件(違法重大排除相当のアレ)が全く言えず「あれ、もしかして俺ってかなりやばいんじゃないの、、、」と焦ったことを覚えています。

(そもそもこの頃は「規範」「論証」「あてはめ」などの用語の意味がよくわかっていなかったのでヤバさは察していただけるかと思います)

 

 

▼3年10月~12月

以上の経緯からアガルートで講座を取り始め、総合講義100というインプット用の講座を終わらせようと躍起になっていました。

アガルートには総合講義300という丁寧めなインプット講座もあるのですが、ぼくは一応基本書等を持っていたこと、インプットに時間をかけたくなかったことから100の方を選択しました。

 

この頃の勉強時間は1日平均4~5時間程度だと思います。

 

▼3年1月2月

ここから重要問題習得講座の1周目に入りました。

 

重要問題習得講座(通称「重問」)は1科目あたり50~75問程度の網羅性の高い論文問題集です。

難易度はロープラシリーズ~慶應ロー・易しめの予備試験くらい(実際予備やロー過去問の収録も多い)だと思います。

 

重問については詳しめの答案構成を作る→解答解説&論証集の確認という感じでずっとぐるぐるしていくことになります。

 

1月に学部の期末試験があったこともあり2月末で憲(人権)民刑商法がようやく1周できたという感じでした(牛歩)。

 

 

▼3年3月~4年4月

3月からは予備短答の勉強に入ります。

3月上旬から4月中旬までノロノロ短答をやった結果、過去問集(短パ)が一周終わったものの、コロナによる予備試験延期で予備試験の受験を断念したため、この期間の勉強は本当に虚無となりました。悲しい。

 

正直なところ、自習室の閉鎖や試験実施の有無のごたごたでこのあたりから完全に気持ちが切れていたので勉強時間は1日30分から1時間程度だったかと思います。

 

 

 

▼4年5月~8月

 

4月末あたりから重問を再開し、5月末までに7科目がようやく終わります。

もともと存在していたかも怪しい勉強習慣は完全に消息を絶っていたため、1日5問程度進められれば万々歳という感じでした。

 

5月からは慶應ローの過去問検討自主ゼミも組むことになりました。

自主ゼミのペースは1週間に1~2問です。ぼく個人的には自主ゼミでも組まないと一向に過去問に着手しなそうなので、このタイミングで自主ゼミを組めたのはペースメーカーとしてよかったです。

 

また、並行して重問2周目にも入ります。2周目は論証も頭に入っていたため、やっと論文式の問題を''解いている''感覚が得られてきたかなと思います。

8月末に同志社ローの試験があったため、それに合わせて受験科目である憲民刑民訴刑訴の重問を終わらせました。

(同志社ローの受験動機ですが、第2志望だった慶應ローの前に法律の試験というものを経験しておきたかったからです。)

 

▼4年9月

 

同志社ローが終わってから駆け足で商法の2周目を終わらせ、慶應ローの試験(9/12)に臨みました。

 

試験が終わってからは東京の友達と遊び倒したり下宿先を解約して引っ越しをしたりと勉強どころではなかったので勉強量は皆無でした。

 

 

 

▼4年10月11月

10月は行政法の2周目、手形法、統治を主にやりつつ、同時に京大ローの過去問と重問の3周目に入りました。

 

3周目は(さすがに時間がなかったので)答案構成を書き出すのをやめ、頭の中で答案を作り解説を軽く確認するという作業にシフトしました。

2周したことで答案の型はある程度身についたので、かなり効率的に3周目を回せたと思います。

 

(阪大や神大の過去問もやろうと思ったのですが、数問見たところ特に特殊な出題がなされておらず出題趣旨も薄めだったことから諦めることにしました)

 

 

例年商法2題のうち1題が手形関連の問題を出し受験生に10月中血眼で(?)手形の勉強させておきながら、今年度に限って手形の「て」の字も匂わせない京都大学の策略にはみんなひっくり返ってましたね。

 

 

 

この時期は有料自習室に入会したこともあり(元をとるために頑張って)1日7~8時間は勉強できていたと思います。

 

▼終わりに

運よく受験校には合格をいただけたものの、こうして見るとかなりサボってる期間が多いですね、、、、、

 

ぼくの場合、重問を回して問題の論点抽出や処理手順を押さえることができたこと、論証集に載っている程度の論点については反射で吐き出せるようになったことが合格の要因になったかなと個人的には思います。

 

 

今回の記事では時系列順にしていた勉強の客観面を並べただけですが、それらをしながら何を意識していたか等についてはまた別の機会に(忘れないうちに)書いてみたいと思います。

 

 

 

 

では